この本は確か、大学生の時に読みました。
大変面白かったと記憶しています。 記憶しているのは、面白かったという感覚だけ・・・・(笑) 著者に悪いのですが、内容に関しては大方忘れていました。 でもって、ブックオフで買って、再度読みました。 この著書は1967年に発行された本ですが、 現在の組織にも当てはまる、決して古びていない人間関係について書かれています。 日本固有の社会モデルについて論じています。 いわゆる、「タテ社会」についてです。 ブログの中での人間関係についても当てはまることが書かれていて、 それも興味深かったです。 偉大な創業者が生きていた時代では、このタテ社会は上手く機能していました。 そのお蔭で、大きな発展を遂げました。 ところが創業者が亡くなって、この社会モデルは通用しなくなったのです。 どんな理由からか? 時の流れか? リーダーのカリスマの喪失によるのか? 理由ははっきりさせないまま、リストラという名のもとに、 僕が勤める会社は、日本固有の「タテ社会」を破壊してきました。 まるで「タテ社会」を憎むかのように・・・・。 破壊しては、新たに組織モデルを構築して、そのくり返しを何回もしています。 ごく最近も、組織変革がなされました。 振り返ってみると、何回も組織を変革しているにも関わらず、 少しも組織モデルは、進化していないように僕は感じています。 いたずらにいじっているだけで、むしろ退化しています。 今回の組織変更も期待薄です。 だれも納得しない、意味不明の組織。 この本を読んで、あらためて組織について考えてしまいます。 どんなに考えても、 組織モデルなんて変えたって意味があまりなくて、リーダーの一念に関わっているのみだと思います。 会社でいったら、社長のリーダーシップです。 社長が気を抜いたら、みんな気を抜く。 組織とは、そんなものです。 すべてリーダーの一念のみで、組織が生み出す成果は決まるのだと断定してしまいます。 大阪の三笠フーズだって、北海道のミートホープだって、伊勢の赤福だって、 みんな社長の指示です。 人格なき人がリーダーをしている、そんな人がリーダーになれる日本はオカシイ! 人格なき、そして闘争心のないリーダーの元に集った社員は、不幸です。 いくらそれぞれが頑張っていても、リーダーによって結果を出せないことが多々あります。 人材を殺すような、殺人事件が起きるのです。 モラルを破らされる指示は、社員の心を殺すことだから。 さて、この本を読むきっかけになったのは、 勝間和代さんが選んだ良書リストに載っていたからです。 (週間ダイヤモンド 2008・2・9特大号) どれも会社(あらゆる組織)の中で生きていくために必要なものばかしです。 読書の秋ですね~♪ このリストの50冊、なかなか鋭いです。 勝間和代のエッセンス。 ジャレド・ダイアモンドもありました。 (リストご希望の方は、PDFファイルを送ります) 最近さらに出ました。 勝間和代さんの最新の推薦書リスト20+15冊(週間ダイヤモンド 2008 10/11)
by eaglei
| 2008-10-09 22:43
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